静岡浜松で自己臭恐怖症へのカウンセリング | 認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店

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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店です。

「自分の体から臭いがしているのではないか」「周囲の人が鼻をすすったり咳払いをしたのは自分のせいではないか」──このような不安に日常的に悩まされる状態を**自己臭恐怖(自己臭恐怖症)**といいます。

実際には医学的な検査で問題が見つからないことも多いのですが、「臭っているかもしれない」という思いが強くなるほど、外出や人付き合いに大きな影響が出てしまいます。

この記事では、自己臭恐怖の特徴や日常への影響、そして当センターで行っている認知行動療法(CBT)によるカウンセリングについて、分かりやすくご紹介します。


自己臭恐怖とは

自己臭恐怖は、不安障害や強迫症に近い特徴を持つといわれています。

こうした状態が続くと、学校や仕事に行けなくなる、家族以外と会うことが難しくなる、といった深刻な生活上の支障につながることもあります。


日常生活への影響

自己臭恐怖は「気にしすぎ」と片付けられがちですが、実際には大きな苦痛を伴います。

このように、「臭っているかもしれない」という不安そのものが生活を狭める原因となっているのです。


認知行動療法を受けたなら

自己臭恐怖のカウンセリングでは、「臭っているかどうか」ではなく、**「もし臭っていたら自分はどうなると思っているのか」**に焦点を当てて進めます。

多くの方は「臭っていると思われたら嫌われる」「人間関係が壊れる」「社会で生きていけなくなる」といった強い脅威のイメージを抱えています。その結果、何度も確認を繰り返したり、人前を避けたり、香水を重ねづけするなどの行動に走ってしまいます。これらは一時的に安心をもたらしますが、長期的には不安を強めてしまう悪循環につながります。


臭いの有無ではなく「脅威の意味」を整理する

認知行動療法では、まず「自己臭が自分の生活や人間関係にどんな影響を及ぼしていると考えているのか」を丁寧に整理します。

こうした問いを重ねることで、極端に膨らんだ「脅威のシナリオ」を見直し、「臭っているかもしれない」こと自体への恐怖心を少しずつ和らげていきます。


曝露(不安に触れる練習)

次に行うのが、曝露(エクスポージャー)です。これは「不安をなくす練習」ではなく、「予測した最悪の事態が実際には起こらなかった」ことを体験的に学ぶ方法です。

たとえば、

このような「予測と現実の違い」を繰り返し経験することで、「自己臭=致命的な脅威」という思い込みが少しずつ修正されていきます。


無理のないペースで取り組む

こうした取り組みは、決して無理強いすることはありません。小さな一歩から始め、ご本人のペースを尊重しながら進めます。

「今日は少し長く人前にいられた」「会話の場から逃げずに過ごせた」など、どんな小さな成功も一緒に確認し、次のステップへとつなげていきます。


取り組みの積み重ねが変化を生む

この流れを繰り返すことで、

といった変化が少しずつ積み重なっていきます。もちろん効果の出方には個人差がありますが、継続することで「自己臭にとらわれすぎない日常」を取り戻すことが可能になります。


Q&A

Q1. 自分が本当に臭っているのかどうかを確かめたいのですが?

A. 医学的な検査や周囲の確認で臭いが特定されないのに強い不安が続く場合、自己臭恐怖の可能性があります。カウンセリングでは「臭いの有無」ではなく、「その不安が生活にどう影響しているか」を一緒に整理していきます。

Q2. カウンセリングはどのように進むのですか?

A. まずは丁寧にお話を伺い、不安が強くなる場面を整理します。そのうえで、小さなステップから取り組みを始めます。無理に進めることはなく、ご本人のペースを尊重しながら進行しますので、安心してご相談ください。

Q3. 改善までどのくらいかかりますか?

A. 個人差はありますが、数か月から半年ほどの取り組みで「外出ができるようになった」「人前で安心して過ごせるようになった」といった変化を実感される方が多いです。


静岡浜松で自己臭恐怖にお悩みの方へ

自己臭恐怖は「気にしすぎ」ではなく、生活や人間関係に深刻な影響を与える状態です。
もし「自分の臭いが気になって、やりたいことができない」と感じているなら、専門的な支援を受けることで少しずつ状況を変えていくことができます。

当センター静岡浜松店では、自己臭恐怖に対して認知行動療法を専門的に行い、一人ひとりに合わせた支援を提供しています。


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