昨日（2025年2月14日（金））、認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店の代表である岡村が、京都市主催で行っている不登校支援事業「オンラインの居場所」のイベントに参加し、不登校の親御さんからのご相談をお受けしました。本記事では、このイベントの概要と私たちの関わり、不登校支援の重要性についてお伝えします。

「オンラインの居場所」とは？

「オンラインの居場所」は、京都市が主催する不登校支援のオンラインプラットフォームです。学校に通うことが難しい子どもや、その保護者が安心して話せる場を提供することを目的としています。専門家による相談支援や、同じ悩みを持つ親同士の交流を通じて、不登校という状況に対する理解を深め、適切なサポートを受けられる仕組みが整っています。

「オンラインの居場所」の詳細については、以下のリンクをご覧ください。

・https://kyoto-hikikomori-net.jp/kyoto/online.php

相談会について

今回、岡村は「オンラインの居場所」の保護者相談会に参加し、保護者の方々からの相談を受けました。

不登校の問題は、一つとして同じケースはなく、それぞれのご家庭で抱える背景や悩みが異なります。相談の場では、親御さんが安心してお話しできるよう、まずはじっくりとお話を伺いながら、その思いや不安を受け止めることを大切にしました。

私たちが相談対応で大切にしていることは、親御さんの「どうしたらいいのか分からない」という不安を少しでも軽減し、「できることがある」と感じていただくことです。そのためには、決して一方的なアドバイスではなく、親御さんご自身が気づきを得られるような対話を心がけました。

不登校支援の重要性

近年、不登校の児童・生徒の数は増加傾向にあり、文部科学省の調査によると、全国的に見ても対応が求められる大きな課題となっています。不登校の理由はさまざまであり、学校生活に適応しづらい子ども、いじめや対人関係の悩み、学業への不安、発達特性による困難など、さまざまな要因が絡み合っています。

こうした状況の中で、家庭が孤立せず、支援を受けながら前向きな選択をできるようにすることが重要です。「オンラインの居場所」のようなプラットフォームがあることで、親御さんが一人で悩まず、専門家や同じ立場の人とつながる機会が得られます。これは、子どもにとっても大きな安心につながるでしょう。

私たち「認知行動療法カウンセリングセンター」でも、不登校に関するご相談をお受けしています。認知行動療法を活用しながら、親御さんやお子さんが今後どのように対応できるか、一緒に考えていくサポートを行っています。

今後の展望

不登校支援においては、一つの方法がすべての家庭に適用できるわけではなく、それぞれの状況に応じた柔軟な対応が求められます。私たちは、今後も「オンラインの居場所」のような支援活動に積極的に関わりながら、認知行動療法の視点を活かしたサポートを提供していきたいと考えています。

また、認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店では、不登校支援に関するカウンセリングやセミナーも実施しております。お困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

これからも、不登校の子どもたちとそのご家族が安心して過ごせる環境づくりを目指し、支援を続けてまいります。

認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店

https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/

——代表者情報——

岡村優希

株式会社CBTメンタルサポート 代表取締役

認知行動療法カウンセリングセンター代表

公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士

個人事業主として私設カウンセリングルームの運営を経て、株式会社CBTメンタルサポートを創業し、メンタルヘルス支援者向けのサービス事業を展開している。主宰しているオンラインコミュニティ『認知行動療法の学校』の会員数は約400名。

さらに、カウンセリングルームを全国に5店舗運営しており、全国展開を目指している。

◆執筆書籍

「臨床心理学 〈１２３（第２１巻第３号）〉 問いからはじまる面接構造論 「枠」と「設定」へのまなざし」金剛出版

「遠隔心理支援スキルガイド」 誠信書房

◆テレビ出演

読売テレビ「かんさい情報ネットten.」2024年7月4日

「あなたの味方！お役に立ちます」のコーナーに高所恐怖克服のための専門家として出演

◆雑誌掲載

「からだにいいこと」 2022年12月号、2023年2月号

◆近年の講演実績

2024年2月21日

広島大学医学部にて「セルフケアに役立つ認知行動療法入門」についての講師

2023年2月9日

NTT PARAVITA株式会社にて「認知行動療法」をテーマとした社内研修の講師

2022年7月6日

筑波大学医学医療系精神医学の勉強会で「パニック症の認知行動療法」についての講師

その他、学会発表多数