2025年07月10日
- メンタルヘルス
浜松でメンタル不調に早く気づくには|“部下の変化に気づく”ためのメンタルヘルス研修

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店です。
当センターは、浜松市内(遠州病院駅・第一通り駅近く)にて、働く方のこころのサポートを行っており、企業のメンタルヘルス対策にも力を入れています。
今回は、「最近、部下の元気がない気がする」「声はかけたいけれどタイミングが難しい」**とお悩みの管理職・人事担当者の方に向けて、メンタル不調の“サイン”に気づく視点と、適切な関わり方をお伝えします。
■ 大きな不調の前に、小さな変化がある
突然の休職や離職につながるようなメンタル不調も、ある日急に起きるわけではありません。
ほとんどの場合、「なんとなくいつもと違う」と感じるような小さな変化の積み重ねがあります。
以下のような兆しは、早期発見の手がかりになることがあります:
- 雑談や昼食の場に参加しなくなる
- 声や表情に元気がなくなる
- 報告や相談が減る
- ミスが目立ち始める
- 遅刻や欠勤が増える
「たまたま疲れているのかも」と見過ごされがちなこれらの変化に、いち早く気づけるかどうかが鍵になります。
■ 心・身体・行動の3側面から見るサイン
メンタルヘルスの不調は、心理的な落ち込みだけでなく、身体や行動にもサインとして表れることがよくあります。
✅ 心のサイン
- 「やっても無駄」といった後ろ向きな発言
- 感情の波が大きくなる
- 以前に比べて無表情・無反応になった
✅ 身体のサイン
- 慢性的な倦怠感や頭痛、胃の不調
- 食欲の低下や不眠などの自律神経症状
- 「なんとなく体調が悪い」といった曖昧な訴え
✅ 行動のサイン
- コミュニケーションが少なくなる
- 報連相を避けるようになる
- 業務スピードが急に落ちる、または無理に早める
以前と比べてどう変化したのかを丁寧に捉えることが、早期対応に直結します。
■ ストレスチェックでは見えない“現場の感覚”
現在、多くの企業でストレスチェックが実施されていますが、それだけで十分と言える状況ではありません。
なぜなら:
- 回答に主観が強く影響する
- ごまかしや遠慮が入りやすい
- 「チェック済=問題なし」と捉えてしまいがち
実際の職場では、日々の様子から生まれる“違和感”こそが、見落とされやすい重要な情報になります。
■ 声かけの言葉ひとつで、伝わり方は大きく変わる
「声をかけたいけれど、どう言えばいいか分からない」
そんな時には、“問い詰めず・決めつけず・気づきを伝える”姿勢が基本になります。
以下は、状況によって参考になる声かけの例です:
NGになりがちな言い方 | 配慮を込めた表現 |
「最近、元気ないね。何かあった?」 | 「最近ちょっと疲れてそうに見えて気になってて」 |
「それ、うつなんじゃないの?」 | 「しんどい時は、話だけでも聞けるからね」 |
「頑張ればどうにかなるよ」 | 「無理していない? できることがあれば言ってね」 |
ただし、こうした声かけがすべての人に当てはまるとは限りません。
相手との関係性や個性に応じた、柔らかく、無理のない関わりが必要です。
■ 浜松エリアで実施中|職場の“気づき力”を育てるメンタルヘルス研修
認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店では、実践に強いメンタルヘルス研修を企業様向けにご提供しています。
ただ学ぶだけでなく、実際の職場で使えるように、演習やケース検討を交えた内容を大切にしています。
🔹 主な研修内容
- 不調サインの具体例と観察ポイント
- ストレスと行動の関係性
- 声かけ・面談のロールプレイ
- 社外相談機関へのつなぎ方
- 職場での判断力を高めるケーススタディ
🔹 このような企業様におすすめです
- 管理職に「気づき・声かけのスキル」を身につけてほしい
- メンタル不調者の早期対応に取り組みたい
- ストレスチェック後の対応がうまくいかず悩んでいる
■ よくあるご質問(Q&A)
Q:浜松市内での対面研修は可能ですか?
A:はい。浜松市中央区を中心に、静岡県西部地域での対面研修に対応しています。オンライン研修も可能です。
Q:研修は1回でも依頼できますか?
A:もちろんです。2時間程度のスポット研修から、シリーズ型の研修までご相談いただけます。
Q:顧問契約での継続的なサポートはありますか?
A:月額契約による定期相談・訪問・レポート提出などの法人支援も行っています。
■ ご相談・お申し込み
- Webサイト:
https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/ - LINEでのお問い合わせ:
https://lin.ee/26sKHRK8 - ご予約フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
■ 最後に
「深刻な状態になる前に気づいてあげたかった」
そんな声をよく耳にします。
職場でのメンタルヘルス対応は、「予防」や「支援」も大切ですが、まずは**“日々の変化に気づく視点”を持つことが出発点**です。
認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店では、そうした“気づける職場”を育てるお手伝いをしています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。