2026年01月22日
- 認知行動療法
静岡県におけるDV相談の特徴とDV再発防止カウンセリング/認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店です。
本記事では、静岡県におけるDV(ドメスティック・バイオレンス)相談の実態と特徴を、公開されている統計・行政資料をもとに整理し、そのうえで当センターが行っているDV再発防止に向けた認知行動療法(CBT)カウンセリングについてご紹介します。
刑事的な断罪ではなく、事実ベースで現状を理解し、現実的な再発防止につなげることを目的としています。
静岡県におけるDV相談の実態(統計から見える傾向)
① 相談件数・通報件数の推移
静岡県では、DVに関する相談件数が長期的に増加傾向にあります。
県内の女性相談員が受け付けたDV相談は、2016年度以降増え続け、2020年度には3,516件と過去最多を記録しました。2016年度(2,938件)から約20%増で、コロナ禍における生活環境の変化が影響したと分析されています。
一方で県は、啓発の進展により「これはDVだ」と認識して相談につながるケースが増えた点も要因として挙げています。
警察への通報(認知)件数も増加しており、2020年には認知542件、検挙515件。
ただし、これらは警察が把握できた事案に限られ、潜在的な被害はさらに多い可能性があるとされています。
全国平均と比べると、静岡県の件数は人口比でおおむね平均的ですが、件数の多寡=問題の大小ではない点には注意が必要です。DVは「氷山の一角」と言われ、相談に踏み切れたケースのみが統計に表れる領域です。
② DVの内容・相談傾向
DVは、身体的暴力だけではありません。
静岡県のDV防止計画では、以下もDVに含まれると明確に定義されています。
- 大声でどなる、無視する、行動を制限する(精神的DV)
- 生活費を渡さない、借金を負わせる(経済的DV)
- 性的な強要や同意のない性行為(性的DV)
内閣府の分析では、精神的暴力のみのケースが約53%と最も多く、身体的暴力のみ(約13%)を大きく上回ります。
静岡県でも、「暴言」「金銭管理の支配」「交友関係の制限」といった目に見えにくいDVの相談が多いとされています。
また、DVと児童虐待の同時発生も重要な課題です。
全国調査では、子どもと同居するDV家庭の約60%で児童虐待が確認されており、県内でも同様の傾向が指摘されています。
年齢層では、40〜50代の女性からの相談が多く、長年耐えてきた末に相談に至るケースも少なくありません。一方で、若年層のデートDVも増加が懸念され、啓発が進められています。
③ 静岡県ならではの特徴
外国人住民への支援課題
静岡県は製造業などを背景に外国人住民が比較的多い地域です。
DV相談の約4%が外国籍の方からで、全国平均よりやや高めとされています。一方、多言語での窓口周知が十分でない市町も多いことが課題として挙げられています。
都市部と地方部の差
浜松市や静岡市などの都市部では相談が表面化しやすい一方、地方部では「周囲の目」や「恥の意識」から相談が遅れやすい傾向があります。
「離れない」選択をする被害者もいる
静岡県の分析では、被害者が必ずしも別居・離婚を望んでいないケースがあることも示されています。
家族事情や経済的理由から、関係を維持しながら問題改善を図りたいというニーズも存在します。
④ 公的な相談・支援体制(概要)
女性相談支援センター(配偶者暴力相談支援センター)
- #8008(全国共通DV相談ナビ)
- DV相談+(24時間電話/チャット)
- 一時保護施設・警察との連携
- 男性相談、外国語対応相談(21言語)
静岡県では、相談→一時保護→生活支援までの切れ目ない体制が整えられています。
一方で、相談窓口の認知率が約50%にとどまるなど、周知や専門人材の確保は引き続き課題とされています。
⑤ 認知行動療法によるDV再発防止カウンセリングとは
当センターでは、DVを「性格」や「意志の弱さ」として扱いません。
衝動や行動が起きる具体的な状況・思考・行動のパターンを整理し、再発を防ぐ現実的な方法を身につけていきます。
カウンセリングの流れ(架空事例)
〈架空事例〉50代男性・会社員
口論になると怒鳴ってしまい、物に当たる行動が繰り返されていた。
- 初回:聞き取り・整理
いつ・どんな場面で怒りが高まるのか、事実ベースで確認。 - パターンの可視化
「疲労+否定的な言葉」→「一気に怒りが上がる」などの流れを整理。 - 介入・練習
怒りが高まる前に使える具体的な対処(離席・言語化・時間調整)を練習。 - 振り返りと調整
うまくいった点・難しかった点を次回に活かす。
ご相談・ご予約について(静岡浜松店)
認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
- 対応:対面/オンライン
- 対象:DV被害・加害の再発防止、関係改善を望む方
- 守秘:プライバシーに最大限配慮
WEBサイト
https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/
お申込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
一人で抱え込まず、事実を整理するところからご相談ください。
静岡県で、現実的なDV再発防止に取り組みたい方を、私たちは丁寧にサポートします。