静岡浜松で報連相が苦手な方へのカウンセリング | 認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店

MENU

こんにちは、 認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店です。

今日のテーマは 「報連相が苦手な方のカウンセリング」 です。

報連相は、業務を円滑に進めるための“技術”であり、性格とは関係のない部分も多くあります。
そして、苦手さを抱えたままの状態だと、仕事そのものより「どう伝えるか」にエネルギーを消耗し、負担が膨らみやすくなります。

そんな報連相が苦手な方に対して、認知行動療法の視点から、その対処法をお伝えいたします。


■ 報連相が難しくなる理由

まずは、「なぜ報連相が苦手に感じるのか」を整理するところから始めます。
ここを丁寧に振り返ることで、後の一歩が大きく変わります。


● 1. 相手の反応を先に考えすぎてしまう

-「忙しそうだから迷惑かもしれない」
-「こんなことを相談していいのか分からない」
-「怒られるのでは?と思ってしまう」

“相手の気持ちや反応の想像”が先行すると、行動が止まりやすくなります。


● 2. 完璧を求め、相談のハードルが高くなる

-「整理できてから報告しよう」
-「ちゃんと結論が出ていないと相談してはいけない」

こうした考えは、報連相を遅らせる大きな要因になります。


● 3. 過去の経験の影響

以前、強い口調で指摘されたり、急かされたりした経験があると、
「また同じことが起きるかもしれない」
と身構えてしまうことがあります。


● 4. “役割のズレ”が起きている

上司・同僚・後輩、それぞれ求めている情報やタイミングが異なります。
ここが一致していないと、本人は「まだ相談しなくて良い」と思っていても、相手は「もっと早く教えてほしい」と考えているなど、ギャップが生まれます。

このズレに気づくと、報連相がスムーズになる方が少なくありません。


■ 認知行動療法(CBT)で行う「整理」

CBTを用いると、報連相の難しさを“技術的に扱う”ことができます。
ここでは、当センターで実際に用いている整理ステップをご紹介します。


① 【状況】と【考え】を分ける

報連相が詰まりやすい場面では、
「実際に起きていること」と「その時に浮かんだ考え」が混ざりやすくなります。

例:
【状況】
・資料作成が遅れている
・上司が別作業をしている

【考え】
・「迷惑をかける…」
・「怒られるかも…」
・「今話しかけるのはダメだろう」

この切り分けができるだけで、行動の幅が大きく広がります。


② 自分の“コミュニケーションのパターン”を知る

報連相の苦手さには、行動のパターンがあります。

例:

自分のパターンに気づくだけで、「今回は違う行動を選んでみよう」となりやすくなります。


③ “負担の少ない伝え方”を一緒に作る

カウンセリングでは、その方に合った言い回しを一緒に作ります。
これは実際に非常に効果的です。

● ケース① 進捗が遅れた時

-「現在○○まで進んでいます。あと○分ほどかかりそうです。」
-「この後の優先順位を相談させてください。」

● ケース② 判断が迷う時

-「A案とB案で迷っています。方向性の確認をお願いできますか。」

● ケース③ 状況が読めない時

-「少しだけ状況共有させてください。」

短く伝えることを前提にすると、一気にハードルが下がります。


④ 相手の“役割”を押さえる

報連相が苦手な方の多くが、
「相手の役割が求めている情報の量・タイミング」
を知らないまま動いています。

● 上司:進捗・優先順位の調整
● 同僚:作業の連携
● 後輩:安心して動ける材料

役割に沿ったやり取りを理解すると、
「こんなこと相談していいのかな…」
という迷いが減ります。


■ 報連相が苦手な方のための「3ステップ実践法」

● ステップ1:相談までの“距離”を短くする

“完璧な報告”から“途中の共有”へ切り替えるだけで負担が軽くなります。


● ステップ2:使えるフレーズを持っておく

報連相は毎回ゼロから組み立てると疲れてしまいます。

例:
-「短く状況共有します」
-「方向性だけ確認させてください」
-「迷っているので判断をお願いできますか」


● ステップ3:最初の一言だけ言う

全部説明しようとすると苦しくなるため、
まずは一言だけ出す方法もあります。

例:
-「今少し遅れています」
-「確認したい点があります」
-「迷いがあります」

この“最初の一言”が出るだけで、自然と会話が始まります。


■ Q&A

Q1. 対面とオンライン、どちらでも相談できますか?

はい。どちらも選べます。
オンラインの方が落ち着いて話せるという方もおられます。


Q2. 上司との関係が悪くても相談して大丈夫ですか?

問題が起きている段階で来談される方も少なくありません。
関係がぎくしゃくしているからこそ、早めの整理が役立つことがあります。


Q3. どんなことを話せば良いですか?

話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。
「最近困ったこと」「相談しにくかった場面」など、簡単な内容から始められます。


■ 浜松で報連相がおっくうに感じる方へ

「伝えたいのに言葉が出てこない」「どう切り出せばいいのか分からない」──
浜松でも、こうした報連相のお悩みは珍しくありません。
多くの方は、少しの工夫でやり取りがしやすくなっています。

認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店では、
職場で起こりやすい具体的なシーンを扱いながら、
ストレスを減らすコミュニケーション方法を一緒に形にしていきます。


【静岡浜松店のご案内】

認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
〒430-0944
静岡県浜松市中央区田町231番地8 プレイスワン田町301号室
(遠州鉄道 遠州病院駅 徒歩3分/第一通り駅 徒歩4分)

営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト
https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/

LINE(相談・ご予約)
https://lin.ee/26sKHRK8

お申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

一覧に戻る