2025年05月21日
- 認知行動療法
報連相がうまくいかない原因とは?静岡・浜松で認知行動療法を活用したコミュニケーション改善法

こんにちは。静岡県浜松市にある「認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店」です。
「上司にちゃんと報告したはずなのに、伝わっていないと言われる…」
「指示通りに動いたつもりが、なぜか認識がズレてしまう…」
「相談したつもりなのに、『自己判断はやめて』と怒られる…」
こうした“報連相(報告・連絡・相談)のズレ”は、仕事や対人関係に大きなストレスをもたらします。
本記事では、報連相がうまくいかない原因を認知行動療法(CBT)の視点から整理し、実際にどのような改善方法があるのかを静岡浜松のカウンセリング現場の知見をもとにご紹介します。
報連相がうまくいかない理由とは?
報連相の不備は、「やる気」や「性格」の問題ではなく、多くの場合、考え方のパターンや認知の偏り、コミュニケーション習慣の癖に起因します。
主な原因の一例:
- **「言わなくてもわかるだろう」**という前提がある
- **「責められたくない」「怒られたくない」**という恐れが強く、伝達を控えてしまう
- 報告・相談の“タイミング”や“内容の整理”ができていない
- 相手の理解を確認するステップが抜けている
- 自分では伝えたつもりでも、相手には伝わっていない(思い込み)
これらは認知行動療法における「自動思考」「スキーマ(思い込み)」に関係していると考えられます。
認知行動療法で見直す3つのポイント
CBTでは、「状況」「思考」「感情」「行動」に分けて物事を整理し、現実的な選択肢を増やしていくことを目的とします。報連相の問題も以下の3点から改善が可能です。
1.“伝えること”に対する不安や恐れに気づく
「怒られるのではないか」「迷惑がられるのではないか」という予期不安があると、報連相の実行そのものが阻害されます。
CBTでは、こうした**ネガティブな予測(自動思考)**を可視化し、現実とのズレを検証します。
2.「伝えたつもり」と「伝わった」の違いを理解する
伝えたことで安心してしまい、相手の理解状況や反応を確認しないまま終了していませんか?
コミュニケーションは双方向であるという視点を持ち、確認の一言や要点のまとめなどの工夫を取り入れることが改善につながります。
3.自分の“思い込み”や“期待”に気づくトレーニング
たとえば、「これくらい言わなくても分かってくれるだろう」という期待は、実は相手にとって過剰なハードルかもしれません。
CBTでは、こうした思考の癖にアプローチし、必要に応じて行動パターンの調整を行います。
CBTでできる実践的アプローチ
当センターでは、以下のような方法を取り入れて、報連相を含むコミュニケーションスキルの向上を支援しています。
- 会話の構造化練習(何から伝えるか・順序の工夫)
- 相手の立場から理解を試みるリフレーミング
- 誤解が生まれた事例をもとにしたロールプレイ
- 「事実」と「解釈」の切り分けトレーニング
- 苦手意識への段階的暴露と認知再構成
静岡・浜松でコミュニケーションに関する相談ができる場所をお探しの方へ
認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店では、報連相の悩みをはじめ、職場・家庭・学校などでの対人関係に関するご相談を承っております。
「怒られたくない」「迷惑だと思われたくない」といった思いに左右されず、自分らしく安心して伝えられる関係づくりを一緒に目指しませんか?
オンライン・対面どちらでも対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談窓口
📍認知行動療法カウンセリングセンター 静岡浜松店
〒430-0944 静岡県浜松市中央区田町231番地8 プレイスワン田町301号室
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