2025年11月18日
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- 認知行動療法
うつの改善に役立つ生活記録表ツールを無料公開しました/認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店です。
うつのつらさや気分の落ち込みが続くと、日常の出来事を振り返るための「生活記録」をつけることが難しく感じられる場面があります。
今回、認知行動療法カウンセリングセンターでは、そうした負担をできるだけ軽くし、自然に続けられる形にこだわった 「生活記録表作成ツール」 を無料公開し、プレスリリースとしても発信いたしました。
静岡浜松でうつの改善を目指したい方や、日常を整えたい方に役立つよう丁寧に設計しており、支援職の方々にもご活用いただける仕様です。
本日は、新たに公開した 生活記録表作成ツール について、詳しくご紹介いたします。
※プレスリリースはこちらから確認いただけます。
■ ツールの特徴
① 手書き不要、選ぶだけで記録できる
睡眠、食事、行動、休息、対人交流など、生活の主要項目を
あらかじめ設定された選択肢からタップするだけ で記録できます。
- 書く内容を考える必要がない
- 選ぶだけなので、入力が短時間で完了
日常の振り返りに必要なエネルギーを最小限にすることで、自然と続けやすくなっています。
② スマートフォン・PC・タブレット対応
スマホでもPCでもタブレットでも同じように操作できます。
そのため、次のような“スキマ時間の記録”がとても簡単です。
- 通勤・移動中
- 職場の休憩時間
- 支援施設での作業中
- 帰宅後の短い時間
「今なら少しだけできそう」というタイミングを逃さず、生活の流れを整えやすくしています。
③ 支援者との共有もスムーズ(CSV出力対応)
入力した記録は リアルタイムでWEB上から閲覧可能で、CSV形式での出力も可能なため、
支援者や支援機関との共有に利用することができます。
- 心理職
- 福祉支援機関
- 就労移行支援事業所
- 企業の産業保健スタッフ
など、多様な場面で「支援の方向性を共有しやすい」仕様です。
専門職と一緒に振り返る際にも便利です。
■ 想定される利用シーン・対象者
本ツールは、「記録の負担を減らし、続けやすくすること」を重視して開発しました。
そのため、当事者の方だけでなく、支援の現場でも活用しやすいように設計されています。
ここでは、利用が想定されるシーンや対象者を具体的にご紹介します。
● うつや不安に悩む当事者のセルフモニタリング
気分の落ち込みがあると、生活記録を付けようと思っても手が止まることがあります。
今回のツールでは、次のような点を大切にしています。
- 記録する気力が出ない日でも、数タップで記録できる
- 生活の中で起きた小さな変化に気づきやすくなる
- 「自分の歩み」を見える形で残せる
大きな変化を追うのではなく、“自然に続けられるセルフモニタリング” を求める方に向けた仕様です。
● カウンセリングルーム・心理支援機関
相談の場では、記録があることで「何が起きていたか」「どういうペースで過ごせていたか」が共有しやすくなります。
- 記録が途切れやすい方でも続けやすい
- 相談時の振り返りがスムーズ
- 支援の方向性を共通認識にしやすい
支援者が伴走しやすい記録の形を意識して作られているため、臨床や心理支援の場面でも扱いやすくなっています。
● 就労移行支援事業所
日々の体調や生活の波を捉えることは、働く準備を進める上でも役に立つことがあります。
- 活動量の把握
- 休息の取り方
- 気分の変化
- 生活リズムの揺れ
こうした項目を手軽に可視化できるため、利用者さんの状態把握や支援計画の検討にも応用できます。
● 企業の産業医・保健師・人事担当者によるメンタルヘルス支援
職場のメンタルヘルス支援においても、数値や記録として状態を把握できることは有益です。
- 本人の負担が小さい
- 支援者と共有しやすい
- 変化を数字で見える形にまとめられる
こうした特徴から、メンタルヘルス不調の早期気づきの場面でも活用しやすく、企業や組織での健康管理にも応用できます。
■ 無料公開に込めた思い
今回のツール開発は、クラウドファンディングで支援してくださった方々のおかげで実現しました。
その感謝を形にするため、すべての方に無料で使っていただけるよう一般公開しています。
これは、特定の支援者だけのツールではなく、
- 気分の落ち込み
- 不安
- 生活リズムの乱れ
- 行動量の低下
などに困っている方が、今日から使える“現実的で実用的な支援ツール” として届けたいという思いがあります。
生活記録は、継続しようとしても挫折しやすい側面があります。
そのハードルを下げるために、
- 選ぶだけで入力できる
- スマホで完結
- 頭が回らない日でも負担が小さい
- 思いついた瞬間に数タップで記録できる
といった使いやすさにこだわりました。
■ 本ツールを使うまでの流れ
① 以下のGoogleフォームにアクセスしてください
https://forms.gle/6bk3z4PxEVupssHf9
② 必要事項を入力して送信
・お名前(ニックネーム可)
・利用種別(当事者/支援者)
・メールアドレス
・情報配信の可否
③ 3営業日以内にツールのURLをメールでお送りします
送信元:cbtmental01@gmail.com
※ キャリアメールは受信エラーが生じる場合があります。
可能であればPCメールのご利用を推奨しています。
※ 迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性があります。
受信設定をご確認のうえ、お申し込みください。
■ Q&A
Q1. 毎日続けられなくても意味はありますか?
あります。
その日の状態に合わせて使えることを前提にしているため、記録できなかった日があっても気にしなくて大丈夫です。
“できる日にだけ使う”というスタイルで問題ありません。
Q2. カウンセリングと一緒に使う必要はありますか?
必要ありません。
ツールだけの利用も可能ですし、相談の場で一緒に振り返る形でも活用できます。
Q3. スマホが苦手ですが、使えるでしょうか?
選択式が中心の仕様なので、文字が苦手な方でも使いやすいよう工夫されています。
■ 静岡浜松店のご案内
認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
〒430-0944
静岡県浜松市中央区田町231番地8 プレイスワン田町301号室
(遠州鉄道 遠州病院駅 徒歩3分/第一通り駅 徒歩4分)
営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)
WEBサイト
https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/
LINE(相談・ご予約)
https://lin.ee/26sKHRK8
お申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform